夏休み企画「建築で未来を拓く:清水建設×芝浦工業大学」を実施しました

8月22日(火)と28日(月)の二回にわけて、夏休み企画「建築で未来を拓く:清水建設×芝浦工業大学」を実施しました。中学1年生から高校3年生までの希望者36名が、東京豊洲にある清水建設技術研究所芝浦工業大学豊洲キャンパスを訪れ、建築や土木に関する最新の研究や今後の可能性について学びました。
22日は、中学生から高校2年生までが参加しました。清水建設技術研究所では地震防災研究棟や音響実験棟などを見学し、芝浦工業大学では土木工学科でコンクリートの強度実験を見学したほか、建築学科で耐震技術について説明を受けたりしました。
28日は、高校2年生・3年生が参加しました。清水建設技術研究所では地震防災研究棟のほか遠心実験室などを見学し、芝浦工業大学では土木工学科で液状化の実験を体験しました。
生徒たちはたくさんの質問をしながら、建築や土木について理解と興味を広げることができていました。

生徒の感想から
「僕は、建築に興味があったため、今回清水建設の技術研究所に行けてとても嬉しかったです。僕が一番興味深いと思ったのは3Dプリンタで建築をするというものです。今後技術が更に進歩し、このことが現実になると、人間の建築の幅も広がると思いました。」(中1)
「今回の講座では、自分の興味のある建築科のことだけでなく、土木科のことも知れたのでとても良かった。また、自分と同じような夢を持つ人達との意見を交流することが出来た。」(中3)
「この講義を通して、より一層建築に携わる仕事がしたいなと思いました。今日の講義を通して、設計や施工のような誰もが建物を建てると聞いて思い浮かべるメジャーな仕事だけでなく、液状化や震災に備える耐震に強い建築物の建て方を考えたり実験してみたりする仕事や、生態系を考える生物系の仕事、音響や建物を建てる立地を調査する仕事など様々な分野の仕事が一つになって一つの建築物がこの世に生み出されているのだということがわかり、建物を建てるということがどれほどすごいのか、どれだけの人が一つの建築物に携わっているのかを知ることができ、考えさせられました。きっとこれからは、今まで以上に、電車の窓や車の窓からのぞくビルやお家を見るときに「きれいだなー」とか「高いな」とかだけでなくもっと心に感じられるものが多くなるなと思いました。」(高2)
「清水建設の見学では、ある大学のオープンキャンパスを見に行った際に、実験室などを閲覧できなかったが、今回より高性能なものを拝見できて貴重な経験になったと思います。大手ゼネコンとはこのような人員構成でなっていることが改めてわかり、自分のやりたいことと少しずれていたことを分かったのも良い発見でした。未来のことに関する研究をしていて、新しい時代を先導していく会社というのは、前々から計画をよく立てていて、自分の未来にもつながることだと思いました。芝浦工大では、土木の体験を行った際に、映像では少しわかりにくい点を、実際に実験して、大学での活動を体感できました。土木といっても、色々な要素が詰まっており、先人が築いてきた知識や工夫が見られて、とても興味深かったです。貴重な体験になりました。」(高3)