サイエンス教育

芝浦工大附属柏中学高等学校サイエンス教育

本校では中学1年次より、2日に1度は理科の授業内で実験を行い、生徒に実体験を積ませる科学教育を行っております。
実験設備も充実しており、大学で行われるような高度な実験も可能です。
また、本校の科学部は中高併せて約60名が在籍しており、活発に研究に取り組み、科学についての知見を醸成しています。
課外活動として、理工系大学の併設校であることの利点を生かし、大学の設備を一部利用したり、第一線で活躍する研究者からのアドバイスをもらったり、生徒の興味や関心を最大限育てる教育を行っています。

以下のページで具体例を紹介します。

科学探究部

芝浦工大附属柏中学高等学校科学探究部

教育課程とシームレスに接続した科学探究部の振興

総合的な探究の時間や学校設定科目「GS・SS」だけでは飽き足らない、より発展的な課題研究に取り組む生徒を支援するために、教育課程にシームレスに接続する活動の場として科学探究部を設けています。課題研究の内容がより深まり、高度な科学技術人材を育成する基盤となっています。

日本学生科学賞やJSEC、国際科学オリンピックなどの科学技術・理数系コンテストへの参加を奨励しています。また、科学探究部の理科部門と数学・情報部門の連携を促し、科学の甲子園への参加も奨励しています。

科学・数学オリンピック

芝浦工大附属柏中学高等学校科学数学オリンピック

芝柏では科学・数学オリンピック予選に出場する取り組みを行っており、全国大会敢闘賞や地区優秀賞を受賞しています。過去には高校1年生が数学オリンピックで全国の優秀な中高生の中で成績優秀者に選ばれました。春合宿では、大学教授の講演を聴講し、全国の生徒と数学を介してコミュニケーションをはかるなど自分自身の世界を広げています。それ以外にも、物理チャレンジ、化学グランプリ、生物学オリンピックなどの科学コンテストへの参加など、芝柏には探究力を発揮できる機会がたくさんあります。

芝浦工大附属柏中学高等学校科学数学オリンピック

実験設備

芝浦工大附属柏中学高等学校実験設備
電子顕微鏡で胞子嚢 (シダ植物)を撮ったもの

化学実験室には、全ての実験台に居所排気装置があり、安全に実験をすることができます。また、電子顕微鏡や分光光度計などの大学レベルの機器もそろっており、探究活動などで使用しています。

芝浦サイエンス

芝浦工業柏中学高等学校

芝浦サイエンスでは、文部科学省より指定を受けたスーパーサイエンスハイスクールの取り組みをさらに発展させ、問題解決を重視した、より体験的で主体的な学びの場を提供しています。遺伝子組み換え実験やタンパク質分析など、最先端の実験に取り組むことで、創造性と個性に溢れたミライの科学技術のトップランナーを育成しています。

リケジョもたくさん育つ環境

理系に進んだ女性の先輩の話を聞く講演会や、理系に進む悩みを解消するイベントを定期的に開催するなど、女子生徒も理系に多く進学する環境が整っています。

日本から世界へ グローバルに広がる

科学部の生徒は、過去には千葉大学主催第9回高校生理科研究発表会で県高校長協会賞を受賞しています。科学技術の自由研究コンテスト「高校生科学技術チャレンジ(JSEC)2014」でもJFEスチール賞を受賞し、アメリカ・ピッツバーグで開催された国際大会「Intel ISEF」に日本代表として参加しました。

研究テーマは「チューブ内の水素燃焼炎の移動速度の研究」。塩ビチューブ中で爆発する水素の燃焼速度をハイスピードカメラで測定し、CO₂を混合すると燃焼速度が遅くなることを発見しました。中学理科の授業で、水素と酸素の混合物が入ったチューブを教室内に張りめぐらせ着火させると音と光が一瞬で駆け抜けたので「この速さを知りたい!」と思ったのが研究のきっかけ。一歩踏み込んだ理科実験が、科学への興味関心を育みます。