New Face of Japanワークショップを開催しました

2023年2月2日と17日の2回にわたり、New Face of Japanによるワークショップを本校で開催しました。New Face of Japanは千葉大学で設立された”多様でインクルーシブな日本社会“を目指して活動している任意団体です。

2日の中学生向けワークショップには、中1~中3の約15名の生徒が参加して、「日本人って誰のこと?」というテーマでディスカッションをしました。「日本人」のイメージや人のカテゴリー化の問題をめぐり、生徒たちは大人顔負けの鋭い洞察を示してくれ、生徒同士で、また、生徒とNew Face of Japan所属の大学生のあいだで活発な意見交換が行われました。

17日の高校生向けワークショップには、高校1~2年生の約20名が参加して、「『マイクロアグレッション』とは?」とのテーマで考えを深めました。国籍や外見、ジェンダーなどをめぐって知らず知らずのうちに身につけてしまっている偏見について、活発な議論が行われました。

中学生向けワークショップの様子
高校生向けワークショップの様子

参加した生徒の感想から
「自分自身が何者なのか、そもそも、「何人」とかで、人を分類する必要って本当にあるのかな?など、新たな疑問がたくさん生まれました。」(中学生)
「自分の意見だけではなくて、参加した人の体験談や意見を知る発表の場があったので新しい発見があって面白かった」(中学生)
「生きている中で無意識のうちに、人と自分、他人と他人を比べたり偏見を持ったりして、その偏見や先入観を声に出してしまったりして、その相手は言葉にしていなかったけれど、もしかしたら相手を傷つけていたと思うとすごく残酷だし、社会に出る前にこの事実を知ることができてこのワークショップに参加できてよかったなと思いました!」(高校生)