SSH科学倫理講演会を行いました

7月9日に、GS・SS特設授業で課題研究に取り組む高校1~2年生約200人を対象に、科学倫理講演会を開催しました。昨年度に引き続き、芝浦工業大学の小出泰士教授をお迎えし、今年度は「科学技術時代の倫理」と題して、空間的・時間的な倫理の拡張についてお話しいただきました。難しい内容でしたが、生徒たちは、小出先生の丁寧で分かりやすいお話しによく耳を傾け、講演後には多くの生徒が積極的に質問していました。

参加した生徒からは、「科学技術による受けられる恩恵がたくさんあるけど未来への責任を持って使わなきゃいけないと思った」、「倫理的な問題を考えるときは多様な視点からあらゆる可能性を考えなければいけないとわかりました。また、あらゆる人が考えた論理の視点は現代にも受け継がれ、今を見る目の一つとなっていることがわかりました」といった感想が聞かれました。

生徒たちには、今回の講演をきっかけに倫理についての考えを深め、知識や技能だけでなく豊かな倫理観も備えて社会に参画していってほしいと思います。