今夏、英語科教員2名がCELTAを取得しました。

 この資格は英国のケンブリッジ大学が運営認定し、取得者は世界中どこの英語教育機関においても一定水準を超えた資格保持者として認められるものです。具体的には英語で英語を教える英語力と科学的に実証された効果的な指導方法を兼ね備えた力を有すると公言できる資格です。本校で導入しているアカデミック・ライティングの講師はBritish Council所属で彼らもCELTAの取得者です。今回CELTAを取得した2名はネイティブスピーカーの講師と肩を並べたことになります。
 この資格取得が大変なのは、その条件が厳しいということです。1.ネイティブスピーカーであること、もしくはネイティブ同等の英語力を所有していること(証明する資格・スコアの提出(英検で言えば1級)が必要です。3.面接と筆記試験、小論文に合格すること。以上をクリアして初めて受講資格が認定されます。
  受講資格を得たからといって、すぐに資格認定がされるわけではありません。英語教授法の実践的な知識と技術を学ぶための講義受講とレポート作成、教案を作成しての教育実習、さらに長時間に及ぶ授業見学と評価レポートの作成、論文作成、他の受講生とのディスカッションが4週間毎日続きます。その後、教育実習とレポートが複数の審査員によって採点され、ケンブリッジ大学の厳正なる審査を経て合否が決まります。