理数教育

芝浦工大附属柏中学高等学校サイエンス教育

体験的な学び

 本校では中学1年次から、体験的な学びに基づく科学教育を行っております。実験設備も充実しており、理科の授業内で数多くの実験を行います。

サイエンスを究める

 科学部と数学研究サークル(※それぞれサイエンス研究会を構成する組織)を併せた中高生の在籍数は約80名に上り、それぞれの生徒が活発に研究に取り組み、数学・理科についての知識や技術を磨いています。

 また、理工系大学の併設校であることの利点を生かし、大学の設備を一部利用したり、第一線で活躍する研究者からのアドバイスをもらったり、生徒の興味や関心を広げる課外プログラムも積極的に行っています。

サイエンス研究会での発展的学び

芝浦工大附属柏中学高等学校科学探究部

 総合的な探究の時間や学校設定科目「GS・SS」だけでは飽き足らない、より発展的な課題研究に取り組む生徒を支援するために、教育課程にシームレスに接続する活動の場としてサイエンス研究会を設けています。課題研究の内容がより深まり、高度な科学技術人材を育成する基盤となっています。

 日本学生科学賞やJSEC、国際科学オリンピックなどの科学技術・理数系コンテストへの参加を奨励しています。また、サイエンス研究会の理科部門と数学・情報部門の連携を促し、科学の甲子園への参加も奨励しています。

チャレンジを応援する豊富なプログラム

芝浦工大附属柏中学高等学校科学数学オリンピック

 本校では国際科学技術コンテストへの参加を奨励しています。日本数学オリンピックでは、全国大会敢闘賞や地区優秀賞を受賞したり、高校1年生が成績優秀者に選ばれたりしたこともあります。取り組みの一環として春合宿を実施し、大学教授の講演を聴講したり、全国の生徒と数学を介してコミュニケーションをはかったりするなどの自分自身の世界を広げることも行っています。

 それ以外の物理チャレンジ、化学グランプリ、日本生物学オリンピック、日本情報オリンピックなどへの参加も奨励しています。

 また、近年、課題研究コンテストへ参加する生徒が増えてきており、様々なコンテストで受賞しています。高校生科学技術チャレンジ(JSEC)ではJFEスチール賞や審査委員奨励賞、敢闘賞、日本学生科学賞では日本科学未来館賞を受賞した生徒もいます。そのうち、JFEスチール賞と日本科学未来館賞を受賞した生徒はアメリカで開催された国際大会「Intel ISEF」に日本代表として参加しました。

https://www.asahi.com/shimbun/jsec/jsec2014/winner.html

https://event.yomiuri.co.jp/jssa/storage/archives/62/HC09.pdf

 授業で取り組んだ実験をきっかけに生まれた問いに対して、それぞれが約2年間探究していった結果の賜物です。

充実した実験設備

芝浦工大附属柏中学高等学校実験設備
電子顕微鏡で胞子嚢 (シダ植物)を撮ったもの

 化学実験室には、全ての実験台に局所排気装置があり、安全に実験をすることができます。

 また、電子顕微鏡や分光光度計などの大学レベルの機器もそろっており、課題研究、探究的な学びで活用しています。

女子生徒へのエンパワメント

 芝浦工業大学と連動し、実際に理工系大学で学ぶ女子学生や、社会で活躍する女性といったロールモデルと生徒が交流する機会を用意しています。

 理工系で活躍するために中高時代から準備すべきことや、女子学生が大学卒業後に進む理工系キャリアに関する情報を生徒・保護者に提供しています。