情報科

教科の先生よりコメント

 情報の授業は基本的に情報教室で行っており、生徒の健康やストレスを考慮し、デスクトップPC(OSはWindows)と幅の広いディスプレイを使用しています。
 授業の目標としては、探究活動の基盤となる情報活用能力の育成を図るとともに課題研究の一連のプロセスを経験することを通して、探究の基礎力を確立させることを掲げています。生徒が主体的に自己の在り方生き方を考えながら、科学的な課題を発見し解決していく力を高めていくことで、本校が求める資質・能力である「SSコンピテンシー」の向上を図っています。

情報科の特色

 「情報Ⅰ」は高校1年次と2年次にそれぞれ週1時間の授業を展開しています。
 高校1年次は、情報社会の問題解決、情報デザイン、データの活用を「総合的な学習の時間」における課題研究と結びつけながら学びます。特にデータの収集や分析・活用および表現に関わる内容についての学びを表計算ソフトの実習を通して深め、データをもとにした問題解決のフレームワークであるPPDACサイクルの意義を理解することを目指しています。
 高校2年次は情報のデジタル表現、情報通信ネットワークと情報セキュリティ、プログラミング(Pythonを用いた実習)を主に扱います。情報活用能力の3観点のうち、情報の科学的な理解に重きをおいた内容であり、特にプログラミングの学習を通して、コンピュータ科学の概念に基づいて問題解決やシステム設計を行うための思考法である”Computational Thinking”を身につけることを目指しています。1年次に引き続き課題研究との結びつきを意識した授業を展開しており、データの分析の分野では既習内容を発展させ、Pythonを活用した機械学習についても学びます。