オーケストラとの違い


吹奏楽とオーケストラの違いって何だと思いますか?規模が違いますかね?曲の作りが違いますかね?実は吹奏楽とオーケストラの違いは非常に明確なんです!!
吹奏楽は管楽器と打楽器で編成されるのに対して、オーケストラは管楽器と打楽器と弦楽器で編成されています。なので弦楽器を含むかどうかが明確な差です。
また、吹奏楽にはオーケストラのように弦楽器がないので管楽器の音色で統一できます。管楽器のパワフルな音がストレートに伝わってきます。
他にも、オーケストラは教会音楽やオペラなどの音楽が起源なのに対して、吹奏楽は軍楽隊の音楽としてスタートしました。軍楽隊での管楽器の役割は遠くの味方に合図を出すことだったり、士気を高める事だったりしました。管楽器の元気な明るい音色にはぴたっりの役割ですね!

オーケストラと吹奏楽。実は演奏曲にも大きな違いがあるんです!
吹奏楽は定期演奏会や文化祭で親しみを持ってもらうめ、ポップス、ジャズ、映画音楽などが主流で、コンクールではクラシック曲のアレンジが主流です。先述した通り吹奏楽は軍隊の号令やマーチに使われていたので大きで元気んなサウンドを生かせる曲が向いています。それに対して、オーケストラはクラシック曲が定番です。交響曲や管弦楽曲などと呼ばれる曲を演奏します。また、たまに映画音楽の演奏も担当します。オーケストラが起用されている映画音楽は弦楽器特有の優しく、包み込むような音色が管楽器によって華やかに装飾されていて、聞いていてとても心地がいいものに仕上がっていることが多いです。


それではここでクイズです!!!!!
Q、吹奏楽にはあってオーケストラにはないものはなんでしょう?


A、サックスとユーフォニアムです。
この二つの楽器はどちらも19世紀に発明された楽器の中では割と新しい楽器なんです。なのでその前から存在していたオーケストラには居場所を作ることができなかったというのが最も一般的に知られている理由です。また、サックスはクラリネット、ファゴットで。ユーフォニアムはホルン、トロンボーン、チューバで補うことができるので、悲しいですがいなくてもそこまで困らないのも事実です。ですが、ここ最近ではオーケストラにサックス、ユーフォニアムが登場することも多くなってきています。例えばサックスはガーシュウィン作曲の『パリのアメリカ人』や、ビゼー作曲の『アルルの女』で活躍します。ユーフォニアムはホルスト作曲の『惑星』、ムソルグスキー作曲の『展覧会の絵』に出てきます。サックスやユーフォニアムが誕生した後の作曲家たちの中にはオーケストラに起用してくれる人もいたということですね!

オーケストラでは居場所のないサックスと、ユーフォニアムですが、吹奏楽ではしっかり存在感を発揮してくれています。


また吹奏楽とオーケストラはチューニングの音が違います。チューニングとは音の高さを全楽器で合わせることを言います。吹奏楽はB♭の音でチューニングするのが一般的ですが、オーケストラはAの音でチューニングします。吹奏楽はB♭管の楽器が主流なのに対して、オーケストラの弦楽器はAの音がだしやすいそうなのでAの音でチューニングするそうです。
ちなみにB♭はピアノでいうシ♭、Aはラの音です。


�@構成している楽器の種類
�A演奏する曲の種類
�Bチューニングの音
この三つが主にオーケストラと吹奏楽の違う点です。
吹奏楽部員にQ&A
吹奏楽部の一日
吹奏楽用語辞典
楽器紹介〜金管編〜
楽器紹介〜木管編〜
楽器紹介〜打楽器編〜
役職紹介
吹部QUIZ
吹奏楽部員の日記


MrAのページへ行く
MrBのページへ行く
MrCのページへ行く