学校長あいさつ
学校長  野村 春路

自ら学び、自ら育つ6年間

 本校は芝浦工業大学の伝統を踏まえ、1980年に新たな高校教育の創造をめざして柏市増尾の地に創設されました。1990年から男女共学とし、1999年に中学校を開設いたしました。現在、中学校15クラス(約570名)、高校21クラス(約850名)の編成となっています。

 さて、社会は大きく変わろうとしています。2030年頃には、人工知能(AI)が人間と同等の認知、判別能力をそなえると予測されており、それにより広範囲にわたる分野に大きな変革をもたらすと考えられます。また、IT革命が世界を一瞬にして結び付け、市場経済のもとで、世界のグローバル化が加速しました。

 その中で学校教育の現場では、「育てること」と「育つこと」が同時に行われているのでありますが、本校では生徒が自分で「育つ」機会を、教員が授業、学校行事、生徒会活動、クラブ活動など、様々な教育活動の中で点検・意識化し、生徒が責任を持って行動できる場面を作って行く、つまり「育てる」場面と「育つ」場面を切り分け、さらに自分で「育つ」場面を増やすことを基本方針に置きました。自ら学ぶ姿勢は、学習意欲を啓発する目標設定、習慣化できる学習方法、そして自己理解の三位一体によって構成されると言われていますが、このうち自己理解は、「どうしてこうなっているのだろう、どうしらよいのだろう。」という考える経験が中心となって深まることになります。この自己理解を深める経験を増やすことが、自ら「育つ」ことにつながり、この部分が本校の校風や伝統になって行くと考えます。

 さらにこの基本方針を具体的に実践するために、本校独自の「SK学習ルーブリック」を作成しました。これは、学習面はもとより、学校行事やクラブ活動などにおいて、将来必要となるであろう6つのジェネリック・スキルを、どこまで身に着けているかどうかを、生徒自身が評価できる基準表であり、これを活用することにより、生徒自らが主体的に「育つ」ことを目指しています。

 この方針により、人工知能をはじめとした技術革新によって大きく変わって行く社会、多様なグローバル社会に放り出されても、自分で歩んで行ける生徒を育成するのが本校の使命であります。
 
 私どもは力を合わせ、自由闊達な芝柏の学校風土をより堅固なものとし、建学の精神である「個性」と「創造性」を実社会で思いきり活用できる生徒の育成に力を尽くします。
 
 以下に、本校の特色を示す項目をいくつかご紹介します。