『日本は、脳死による臓器移植を積極的にすすめるべきである』

【【基本方針】変更を希望する場合は事前に相談すること。

脳死も「人の死」と認められた、という前提で議論する。

肯定側は、一人でも多くの命を救うため、書面による本人の意思表示がなくても家族が拒まなければ、脳死患者からの臓器移植を積極的に進める立場。

否定側は、脳死判定や臓器移植は慎重に行うべきなので、書面による本人の意思表示があるだけでなく、家族の了解をも得られる場合に限定して臓器移植を認める、という非積極派な立場である。

【肯定側参考論点】                  

<現状の問題点>

(a)脳死の発生は全死亡者の1% と少ないのに、臓器提供に厳しい条件がつけられると、さらにらにドナーの数が限られる。

(b)日本の臓器移植体制が整備されたが、臓器移植法の本人と家族双方の承諾という基準が世界でも厳しいため、アメリカの年間5000人と比べて移植がまだ年10件以下である。

<プラン/提案内容>

(c)本人の意思表示が不明でも家族が拒まなければ、脳死患者からの臓器移植を許す。

<メリット/提案の利点>

(d)臓器移植がすすんで、多くの人々の命が救われる。

(e)臓器移植ネットワークにかけている膨大な資金が国民のために有効に使われる。

【否定側参考論点】

<現状の意義>
 
(a)和田移植による医者への大きな国民的不信感があり、本人の意思と家族の了解を得る
という厳しい条件の下で臓器移植を実施することが、将来の普及に必要である。
 
(b)脳死と診断された患者の家族が、その後も治療継続を望むケースが増えている。
 
<反対プラン/反対提案>
 
(c)現行の臓器移植法の本人の書面による意思と家族了解という条件を完全実施する。
 
<デメリット/肯定側提案の欠点、否定側の提案の利点>
 
(d)移植条件を厳格にしないと移植が優先されて、死につつある患者の救命措置がきちん
と行われず、患者の死を最後まで見届けたい家族に不当な圧力がかかりやすい。
 
(e)臓器移植すれば命が救われるとは限らず、他の医療技術をさらに発展させるべき。