進路選択を迎えて
平林 浩史 
 過日行われた増穂祭では、増穂大賞受賞クラスを筆頭に、各クラスが工夫を凝らした取組をし、来場者の方に発表することができました。準備不足に焦りながらも、最後はきちんとつじつまを合わせる底力を見せてくれたのが印象に残っています。中学までとは違って、準備は生徒中心で行われます。教員が手を放した中でどれだけのものができるのか不安はありましたが、高校1年生として十分な取り組みができたのではないでしょうか。とはいえ、まだまだ物足りなさもあります。次年度さらに完成度の高いものを作り上げてくれることを期待しています。その後、秋休みを挟み、模擬試験や面談を通して、2年次の進路選択を真剣に考える時期を迎えました。それまで幼さの残っていた顔つきから、少し引き締まった顔つきになるのもこの時期の特徴です。試験の結果に一喜一憂するのではなく、将来の職業を真剣に考え、進路を選択するというのは膨大なエネルギーを使います。真剣に考えれば考えるほど不安が大きくなり、憂鬱な気分になることも少なくありません。その不安をしっかり乗り越えて選んだ進路だからこそ、顔つきが変わり、その後の頑張りにつながるのだと思います。逆にいえば、あまり深く考えず、科目の得意不得意で文理選択を決めたり、なんとなく周囲に流されて決めた場合は、この先の壁を乗り越えるときに大きな苦労をすると思います。学習だけでなく、部活動やいろいろな行事の中での経験や、出会った人との触れ合いの中にも、将来を考えるヒントがたくさんあります。それらを有効に活かし悔いのない進路選択をしてほしいと考えています。並行して年度当初から総合学習の時間で「自分史」の作成に取り掛かっています。完成するのは2年次ですから、現在は資料作りとして「自分史年表」や「1枚の写真」などあらためて自分を見つめなおす取り組みを行っています。こうした取り組みを通して、あらためて周囲と自分との関係を見直し、その関係の中で生活させてもらっているということに気付いてほしいと願っています。

 学年情報
 宝田 敏博 
 高校2年生では、この秋から本格的に受験生活をスタートしましょうとの声掛けを続けてきました。まだまだ物足りないのですが、平均学習時間は秋から増加してきています。
 次年度カリキュラム選択に向けての担任との面談、保護者の方を交えての面談を実施するなかで、目標への意欲が高まり、ようやくエンジンがかかってきたのではないでしょうか。
 理系クラスでは、芝浦工業大学の研究室見学会が実施されました。2日間にわたって大宮、豊洲、芝浦キャンパスを見学し、システム工学部、工学部、デザイン工学部と、4月に開設される建築学部の四学部の研究室を訪問しました。第一志望の学科のみでなく複数の学科の説明をうけることで、広い視野をもって工学系全般を捉える良い機会になったようです。
 また、後期に入り、学校では昨年と同様にイブニングレッスン講座と18時半過ぎまでの自習教室解放を行っています。朝のGL上位者講習や補習も実施しています。これらの時間を活用して、わからないところは積極的に教員に質問に来るようにしてください。ただ、当然のことですが、受験生としては学校を出た後にどれだけ学習に取り組めるかが今後の伸びを大きく左右します。学習内容としては3月までに苦手科目を克服することも合格の条件と言われます。高い目標と強い意志をもって日々実行した人が、夢や希望を叶えることができますので、十分な学習時間と場所を確保し、目標にむけて計画的に取り組んでください。
 年を明けると、いよいよ受験まで1年をきり、「3年0学期」としてさらにギヤを一段上げての生活に入ります。直近の目標としては1月のセンターチャレンジと進研模試、河合模試があります。まずは一年間の受験生活の24分の1にあたるこの冬休みの14日間、どれだけのことをこなして力を上げられるか、有意義に過ごして貰いたいと思います。

 最後まで自分を信じて
三輪 剛史 
 後期に入り11月からのLHRでは、進路情報や受験対策を何回かに分けて確認してきました。休日にも朝8時から夕方6時までという日程の模擬試験にも何回も取り組んできました。1月のセンター試験に向け、また2月からの本格的な受験に向けカウントダウンも始まり、限られた日数の中で今何をすべきか、一日一日勝負の日々となっています。ここまで3年(6年)計画で、または半年、1か月、数週間の単位の中での学習計画を積み重ねてきたことを自信として、最後まであきらめず頑張ってもらいたいと思います。
 リオ五輪レスリング競技では日本女子、伊調選手、登坂選手、土性選手がそれぞれ残り時間が少ない中、逆転での勝利を収め勝ち上がりました。どの選手も秒単位の時間の中で状況判断をしなくてはならない場面で、守りに入らず「アグレッシブなアタック」を選び、勝ちきったように感じました。
 「センター試験まであと◯◯日」という日めくりを見て、不安に感じる気持ちをおさえながら何をすべきか?守りに入らずぐいぐいと攻め続けましょう。まだ◯日あるのですから、自分の力を高める挑戦を、残り◯時間まで、さらに、センター試験時間中の残り1秒まで。自分の可能性を信じて戦い抜けば、少しでも良い結果がついてくると、私たちは皆さんの力を信じています。