自立に向けて
白坂  琢 
 春らしい暖かな日が増え、17期生が入学してきたあの頃を思い出します。もうじき1年が経ちます。これまで本校の教育活動にご理解ご協力いただき、ありがとうございます。おかげさまで生徒たちは、日々安心して過ごしています。
 一年次の目標のひとつは、三点固定+朝食で学習習慣を確立することでした。新しい年を迎えてから、入試で登校しない日もあり、生活リズムを崩しやすい時期を過ごしました。そのような中、学力推移調査、G-TEC、Z会模試を立て続けに受験し、少し落ち着いたところで学年末考査を迎えました。返却された成績と取り組み(時間や内容、量)を振り返り、学習習慣の確立を目指したこの一年の評価を行うことが必要です。
 生徒たちの心の成長も認めてあげたいところです。心の優しい生徒たちですが、思春期を迎え、これから精神的に不安定になる時期だと思います。自分に言い訳をしたり、他人に対して攻撃的になったり、無気力になったり…。そんな時こそ成長のチャンスです。外向きの矢印から内向きの矢印に変え、自分自身を見つめられるように導きたいものです。まずは、「やっと来たか」と迎えてあげましょう。自立のチャンスを伺い、少しずつ手は離しても心は離さずにいたいものですね。






 将来を見つめて
安江 慶二 
 0(ゼロ)学期には将来を考えるために様々な行事がありました。ここでは4つの行事について触れます。先ずは職場体験がありました。2月の第2週2日間にわたり、実際に仕事を体験しました。普段は利用する側として訪れる場所も、今回は接客などの仕事を通していつもとは違う側面から意識できるようになりました。表には出ることのない支えや苦労、コミュニケーションの大切さを人と接しながら感じたことと思います。次にPTA主催の仕事塾も実施され、個人的には聞くことのできないような貴重なお話を伺うことができました。生徒一人一人が自分の将来について考えるきっかけを掴んだに違いないと思います。2月20日には福祉講演会がありました。手話を使って簡単な挨拶をしたり拍手の仕方を覚えたりし、普段耳が聞こえないと日常でどのようなことが起こりうるかについてお話をしていただき、私たちが日々当たり前と思っていることがいかにありがたい事かということを考えることができました。第18回全国中学高校Webコンテストでは、A組丸山君、B組貝塚君、C組濱畑君三人のチーム「身の回りの光と色」が金賞を受賞しました。日頃の探求心と自分たちで調べたことを人前で発表する力が育っています。このような経験を活かしながら、これからも世の中に対して当たり前だと思っていても必ずしもそうとは限らず、違う角度で物事を見ることができるならば、将来の仕事に対する意識や新しいものを作り出していく思考につながっていくと思います。






 中学卒業を迎えて
平林 浩史 
 中学15期生187名のみなさん、卒業おめでとうございます。心身ともに大きく成長した3年間、本当にあっという間でしたね。特に3年次は学校行事、部活動などに、最上級生としての自覚と誇りを持ってしっかり取り組むことが出来ました。それぞれの場面は大切な思い出として皆さんの心に今後もずっと刻まれていくと思います。
 さて皆さんは中学入学時の気持ちを覚えていますか。不安と期待の中で、様々な新しいことへの挑戦を胸に秘めていたと思います。中学を卒業した今、その中のどれくらいが達成できたでしょうか。卒業した今だからこそ、この3年間をしっかりと振り返り、自己分析することが大切です。特に学習面でうまく自分のポジションが築けなかった人はこの春休み、のんびりしていられません。基礎的な内容の総復習ももちろん必要ですが、まずは具体的な目標設定をすることが重要になります。目標を達成するために逆算して計画を立てないことには、今何をするべきなのか判らないまま漠然とした不安の中で何となく勉強をしているだけになってしまいます。しっかりと学習に取り組めていない人の大多数はこの部分が一番苦手な傾向にあります。環境が大きく変わるこの節目をチャンスとしてとらえ、逃さないよう努力しましょう。
 保護者の皆様、3年間本当にありがとうございました。引き続き次のステージでのお子様へのサポートよろしくお願いいたします。