■巻頭■

 マレーシアとの学校交流
中学副校長  野村 春路
 2014年マレーシア研修におけるSMK Putrajaya8(1)との学校交流は、例年とほぼ同じ時間枠で実施されたが、内容的には幾つか例年と異なるものがあった。それを簡単に紹介してみたい。
 まず交流第1日目のオープニングセレモニーにおいては、マレーシアの生徒が「ソーラン節」のダンスを披露してくれた。このダンスは以前から本校がマレーシアのみなさんにお見せしてきた演目で、今年も交流2日目の最後に本校生徒が演じることになるのであるが、軽快かつ躍動的で大変見ているものを惹きつけるダンスである。波を表現する手の動きが、マレーシアの方にも分かりやすいようで、「ソーラン・ダンス、フィッシャーマン・ダンス」の名称で相手校にも定着し、マレーシア国内の文化交流コンテストに参加して全国第2位の席次を得たそうである。芝柏中も例年以上にソーランの練習をして、学校交流に臨んでいたので、これには驚きかつ自分たちのソーラン発表に一層気合が入ったことと思う。
 次は本校の出番であったが、出し物は東京音頭による「盆踊り」のパフォーマンスであり、今回初めてマレーシアで披露をした。サークルになり、同じ動作を繰り返しながら、前に進み循環するダンスであるので、誰でも途中から加わることができる。このため、私を含め本校の教員、さらに相手校のZawi校長をはじめとして、Putrajaya8(1)の先生、生徒が踊りに加わり、楽しく踊りあえた。これは両校出会いの“Ice Breaking”の時間帯としては、好演出であったかもしれない。
 第2日目の交流で、新たなメニューとなったのは、相手校の提案から始まった陸上競技大会であった。本校から男女45名の生徒が、100m走、200m走、100×4リレー、砲丸投げ、走り幅跳びの種目に出場した。競技成績は、走り幅跳びを除いて、第1位から第3位までを本校の生徒がほぼ独占する結果となった。このため、2日目最後の表彰式では、Zawi先生はやや落胆した様子であった。
 最後に今回のマレーシア研修では、帰国の遅延が出たことを特筆すべきであるが、この点については、生徒・保護者のみなさまに別途報告書を配布したので、経緯等についてはそちらに譲ることとしたい。

 オーストラリア研修
高校副校長  久保田 剛司
 先月下旬、高校2年生(34期生)のオーストラリア(以下、豪州)研修が無事に終了しました。一昨年からファームステイに代わって始まった、世界で3番目に大きい砂の島モートン島でのプログラムも晴天に恵まれ、先発・後発ともにすべて予定通りこなすことができました。
 さて、昨年の研修報告では、高2の研修先がオーストラリアになった経緯とその後の変遷を紹介しましたが、今年は現在の研修プログラムをご紹介したいと思います。右表は34期生先発隊の行程の概要です。飛行機の定員の関係から、学年を二分割して実施しており、姉妹校での学校交流の日(シバカシデイ)のみ学年全員が揃う形となっています。
 7年間続けた男女別ファームステイも盛り沢山のメニューで満足度もそれなりに高いものでしたが、学習的要素が薄いことからモートン島での自然環境学習やクィーンズランド大学訪問と入れ替えた次第です。[1]〜[12]のプログラムのうち英語による講義が3つ用意されている他、大学生によるキャンパスツアーに加えて[10]の市内B&S(ブラザー&シスター)班別研修では、6〜7人の生徒班に1名の大学生が付き添ってブリスベン市内を半日巡り、何れも英語によるコミュニケーションという意味で一層充実した内容となっています。昨年試みたシドニーでの1泊ホームステイも魅力的なプログラムでしたが、費用面での制約から新たにB&S班別研修を導入するとともに、クィーンズランド大学訪問プログラムを復活させました。B&S班別研修も好評でしたし、[2]のオーストラリアの自然についての講義は大変分かりやすくよくまとまった内容であったことに加えて、事前に講義内容を予習して臨んだこともあり、多くの生徒が機中泊による睡眠不足にも拘らず集中して受講していました。豪州研修のメインともいえる[8]リディーマー校との学校交流は10年目を迎え、各プログラムも年々充実度を増すとともに、事前のペンパル交流も相互のコミュニケーションに一役買っていたようです。ただ、文化交流の途中から降り出した雨がなかなか止まず、楽しみにしていたスポーツ交流が中止となってしまったのは大変残念でした。
 このところの円安に加えてオイル・サーチャージが高止まりを続け、費用面での厳しさが増してはいますが、これまでの積み上げによって充実した研修プログラムとなっていますので、更に工夫を重ね、継続を目指したいと考えています。
内   容
 成田空港発(20:30)
 シドニー空港着(07:10)
 ブリスベン空港着(10:35)
(クィーンズランド大学にて)
 [1]キャンパスツアー(50分)
 [2]オーストラリアに関する講義(50分)
 モートン島へフェリー移動(80分)
(モートン島にて)
 [3]地質学講義(40分)
 [4]デザートサファリ(地質学研修・砂すべり)
 [5]海洋環境学講義(40分)
 [6]ブッシュタッカーウォーク&バックヤードツアー
 [7]野生イルカ餌付け体験
(姉妹校リディーマー校にて)
 [8]学校交流(オープニングセレモニー)
  (モーニングティー)
  (文化交流)
  (スポーツ交流)
  (ステーキバーガーランチ)
  (フェアウェルセレモニー)
 [9]サーファーズパラダイス班別研修(90分)
(ブリスベンにて)
 [10]市内B&S班別研修(180分)
 [11]コアラサンクチュアリー見学
(シドニーへ移動)
 [12]シドニー市内班別自主研修(180分)
 シドニー空港発(21:30)
 成田空港着(06:20)