「坂東ウォーク」報告
高杉 峯樹
 5月17日、18日の2日間で高校1年生の宿泊研修である「坂東ウォーク」が行われました。今年度は、23期生以来9年間お世話になった香取市が被災地となったため、恩返しの意味を込めて、被災地復興支援プログラムと高齢者支援プログラムを取り入れて実施しました。
 高齢者支援プログラムに参加を希望した101名の生徒は、事前に本校カウンセラー山崎先生の指導を数回受けたあと、20名前後のグループに分かれてそれぞれの高齢者施設を訪問し、お年寄りと親しく話をしたり、配膳のお手伝いをしたり、福笑いやイラスト伝言ゲームなどの企画を持ち込んで一緒にゲームを楽しんだりしました。お年寄りの方々からすれば15歳の若者たちと触れ合う機会は非常に珍しく、その意味で今回は新鮮な喜びとなったようで、終わったあと各施設から感謝の意を伝える手紙が届きました。
 一方、被災地復興プログラムに参加
した193名の生徒は、50名前後のグループに分かれ、それぞれが、香取市役所の方の先導による被災地見学、地元の誇りである伊能忠敬記念館と山車会館の見学、そして香取市の液状化により地盤沈下した家屋への雨水の流入を防ぐ為の土嚢作りを体験しました。出来上がった約2500袋の土嚢を見て生徒たちは達成感を味わったようであり、また朝日新聞や千葉日報などに記事として掲載されたこともあって、好評を博して終わりました。
 17日は銚子のホテルに宿泊し、夕食後クラスごとに日中それぞれが体験した事を共有し合った後、銚子に伝わる伝統郷土芸能である「はね太鼓」を鑑賞しました。
 翌18日は、九十九里海岸を約3キロごみを拾いながらウォーキングしました。津波対策に余念がない先生方を尻目に、生徒たちは風光明媚な海岸を嬉々として歩いていました。その後ホテルの体育館でクラス対抗の綱引き大会で盛り上がり、帰路に就きました。

 オーストラリア研修を終えて
中村  圭
 高校2年生では、6月13日〜19日の日程で先発後発の2隊に分かれてのオーストラリア海外研修が行われました。この研修は「オーストラリアの社会・文化などを自らの目で見ることにより、異文化や世界観を考えるきっかけとする。」「オーストラリアの生徒との交流を通して、コミュニケーションツールとしての英語の大切さを理解する。」「オーストラリアの自然観察やファームの体験を通して、世界の環境問題などを考える。」「クラスや学年の仲間と行動を共にすることで、協力して問題解決する力を養い、他人を理解し受け入れる大切さを学ぶ。」という4つの目的で行われたものです。
 研修は、カランビン自然動物公園見学、ファームでの農場体験、ブリスベンやサファーズパラダイスでの班別研修、そして姉妹校であるリディーマー校の生徒と交流など盛りだくさんの内容でした。自然動物公園では、コアラの可愛さに触れるだけでなく、アニマルレクチャーや日頃見ることができないバックヤードを見学し、日本の動物園では味わえない体験ができました。 またファームでは、動物の世話や乗馬などを体験し、ブッシュダンス(オーストラリアの田舎町にある牧場などで踊られているダンス)で盛り上がりました。そしてリディーマー校との学校交流では、文化交流とスポーツ交流が行われ、英語が得意な生徒はもちろんのこと、苦手な生徒もジェスチャー交じりの英語を駆使してコミュニケーションが取れたようです。
 今回の研修で学んだ様々な事柄や感じ取った事柄をこれからの生活や進路に役立ててほしいと思います。

 目標へ向かって
三輪 剛史
 少し新しい雰囲気と、ゆったりした机の配置と広い廊下、ホール棟での新クラスでの生活がスタートして数か月が経過しました。空き時間や放課後には各階の演習室で自習する姿も当たり前の光景となり、受験生としての意気込みが強く感じられます。
 4月下旬の球技大会では各種目で3年生が主役となり、クラスメイトの輝いた一面を応援し、健闘を称えあいました。この直後の連休をはさみ、スイッチを切り替えるタイミングともなりました。
 5月中旬には2日間の大学見学を実施しました。それぞれの志望校を廻り、キャンパスの雰囲気や授業風景を見学し、目標をより一層明確にできたかと思います。また、同時に芝浦工業大学見学会も開催され、大宮キャンパスには50人、豊洲キャンパスには100人が参加し、それぞれ10人ずつのグループで、4学科程度の研究室を見学しました。各研究室では教授あるいは大学院生が主体となり研究内容のプレゼンテーションが行なわれました。ネット情報検索システムの構築、福祉機器の開発、遠隔手術ロボットシステムの開発など、これまで学部学科の名称だけでいだいていたイメージがより具体的に、工学や技術が何のために利用されるか、社会にどう貢献するかなど、実感として身近なものになったように思います。
 このような行事を終えて、今後は各種模擬試験が実施されていきます。模試は点数や志望大学への合格判定といった数字にとらわれることなく、現時点での自分の力を冷静に客観視する目安となります。また、学習計画を立てていく上での目安としても利用し、担任との面談を行いつつより目標を明確にしていきます。夏休みを終えると、受験シーズンが本格的に始まります。一歩一歩確実に前進していってほしいものです。