助動詞とは、用言の下について、意味を変える役割をします。
現代語なら
| 終止形 | たとえば… | ||||||
| 食べる | 食べず | 食べさせる | 食べた | 食べよう | 食べられる | 食べまい | など |
といろいろな形になりますね。
このように、助動詞によって、ひとつの用言は意味が変わります。
もちろん、やっかいなことに一つの語に助動詞をいくつも使ったり、他の言葉をつなげることで、複雑な表現を作ることになります。
たとえば、さっきの「食べさせる」をもとにすると、
| 終止形 | たとえば… | ||||
| 食べさせる | 食べさせない | 食べさせた | 食べさせよう | 食べさせられる | など |
ということは、助動詞を勉強するにあたって、次の二つの段階が必要になります。
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この2段階を常に頭に入れてこれからの学習に役立ててください。
まずは、過去の助動詞です。過去の助動詞は次の二つです。
「き」「けり」
それではこの二つがどのように語句につくでしょうか?
| 元の文 | 過去形 | 接続 | |
| き | 花咲く | 花咲きき | 連用形 |
| 水流る | 水流れき | ||
| けり | 花咲く | 花咲きけり | 連用形 |
| 水流る | 水流れけり |
これが第一段階です。
「けりをつける」と言う言葉が示すように、「けり」の下に、助動詞は来ません。ですから、特に重要なところです。
それでは、第二段階。
できあがった文を活用させていきます。覚えればいいのは、終止形、連体形、已然形です。係結びがあるので、必ずこの3つはあるのです。
| 元の文 | 終止形 | 連体形 | 已然形 |
| 理由 | 。そのまま | 時、を、 〜や〜(係結び) |
ども 〜こそ〜(係結び) |
| 花咲きき | 花咲きき。 | 花咲きし時 | 花こそ咲きしか。 |
| 水流れき | 水流れき。 | 水や流れし。 | 水流れしかども |
| 花咲きけり | 花咲きけり。 | 花咲きける時 | 花こそ咲きけれ |
| 水流れけり | 水流れけり。 | 水や流れける。 | 水流れけれども |
というように、必ず、接続させた形で覚えましょう。
ポイントは
1 助動詞が活用しても、接続する動詞の形は変わらない。
2 逆に、助動詞の活用する形が、上の動詞によって変わることはない。
ということです。
「けり」の活用は言うまでもなく「ラ変」と同じです。ラ変を忘れた人はクリック
「き」の活用は、ちょっとややこしくて、慣れないかもしれませんが、必ず、覚えてください。とっても大事で、とってもよく出てきて、これができないと古文はお話になりません。