2004年夏にわが部の服部大輝君がITスクールに参加してきました。そのレポートです。
8月2日から8月7日
NTT東日本研修センター
【東京都麻布市入間町1-44】
日付 | 午前 | 午後 | 発表 |
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1日目 | [受付] | 概要説明 | |
2日目 | Squeak入門 | ||
3日目 | Small Talk入門 | ネットワーク説明 | |
4日目 | グループ作業 | 1分間の企画紹介 | |
5日目 | 1分間の中間発表 | ||
6日目 | 発表 | 表彰 | 5分間の最終発表 |
グループは一人2組で行い,二人で協力してプログラムを製作していく。プログラムは、Squeak及び、Small Talkを使う内容は何でもいいが独創的なものを求める。ネットワークを使ってもいい。
一般応募15名(1.0倍より上の競争率)+指定校推薦15名 計30名
Squeakとは、Small Talkのプログラミング環境(Small Talkはあとで説明)でアラン・ケイ氏が作った。
いまのSqueakは現代実装版で、Free、さらにwindows Mac Linuxすべてで動く。
それからウィンドウとマウスで操作できるので小学生でも使える。Squeakの意味はちゅーちゅーとなく音のことある。
世界初のオブジェクト指向プログラミングソフトでJavaやCの源流である。
関数やネットワーク機能などのひと通りの機能はある日本語版では、3D機能は行うことはできない。日本語版と入っても英語のままの部分も多く英語がわからないとましなものはできないと思う。
また、Web上に隠しメソッド [コマンド]が公開されていて遊び心もある。
量はちょっとひどかったが、そのほかのの食事、風呂などは研修所にしてはよかったと思う。
教室はもともと、ただの講習室であるためパソコンの本体が下にあるので窮屈だと思った。
パソコン自体は大阪でも使うためかなりスペックの高いものでグラフィクボードも入ってあった。
工業形の学校から来ている人が多く、パソコンについてよく知っている人が多く授業以外でも勉強になった。
1年生は自分を含めて3人と少なかったで最初は緊張したが、そのうちに打ち解けて学年の壁を越えて協力することができた。
夜遅くまで(日が次になってからも)語り合った。
ただし語る内容は、そこら辺の高校生とは違い、パソコンやITについて熱く討論をしていた。
女子は4人ととても少なくみんながっかりしていたが、私はこんな物好きしか来ないようなところに、4人も集まればいいと思う。
CとJavaを経験している人が多くそれらには慣れていたのだと思う。
がしかし、今回のSqueak及び、Small Talkではやり方が違うので苦戦していた。
その他に、Flash職人・wi○nyユーザー・win○xユーザー・エミ○レータ使い・アニメオタクなどさまざまな特技を持った人が集まり、それぞれ勉強になった。
今回の先生、並木先生はいろいろな知識を持ち授業前に配布されるPower Pointの説明書はとてもわかりやすかった。
TAさんたちは、自分たちと同じように、Squeak初めてであり猛勉強で覚えたそうだ。
そのため質問をしたらちゃんとわかりやすく教えてくれた。
並木先生より教え方はうまかった。
夜はみんなにおやつやジュース、アイスなどを買ってきてくれてとってもうれしかったしずっと一緒に教室に残ってくれた。
4人には高い報酬が付いていると思うが、ここは最大限の感謝と尊敬をしなければならないと思う。
ただしネットワークについては説明不足だったのでもっとしっかりやってほしかった。
最初は面白いなあと思っていたが、自由研究に入ると不便さが目立ち作業にもいらつきが出てしまった。
しかし、最後の研究発表では他のグループの発表が凄かったので自分の勉強の足りなさがわかった。
頭の中にはプログラムは上から下に順々と行うものだという考えがありなかなかSqueak SmallTalkの環境に対応できなかった。
Squeak SmallTalkに一つだけ文句を付けるとしたらコンパイルができないのでツクッタプログラムを自由に配布することが難しく、あまり実用的でないということだ。
結局わかったのは、ネットワークの仕組みの少しとオブジェクトなどの横文字の意味だけかもしれない。
しかし、私のころの中にはちゃんと他の人と心を通い合わせ協力するという概念が生まれたことは確かだ。
繰り返しになるが、夜の語り合いは楽しかった。
TAさんとの会話もためになった。
最後にみんなで組んだ円陣で「また会うぞ」という掛け声は凄く感動した(涙がこぼれそうになった)。
しかしわれわれは、これで交流が途切れることはない。
3つもの掲示板を通じて情報交換をすることは確実である。
ITスクール2004は未来のスーパークリエーターを育てる目的での開催であったが、それ以上の成果はあったのだと思う。
ITスクール2004の参加者の皆さん、並木先生、TAの3人、NTT-LSの関係者の方々、そしてこの場を提供してくださった文科省の方々
Thank you